現代訳は、『一、国家は先祖から子孫に伝えるところの国家であって、自分で身勝手にしてはならないものです。』というものです。
国家は、今の藩主が作ったものではなく、代々の先祖から受け継がれてきたものだから、思い誤らないように、ということを説明してますね。
他の心得はこちら
-
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候
現代訳は、『人民は国家に属している人民であって、自分で勝手にしてはならないものです』という意味です。思い誤って領民は家来だと考えていた藩主がいたようですが、上杉鷹山は人民はあくまで「国家」に属している ...
続きを見る
-
一、国家人民のために立たる君にし君のために立たる国家人民にはこれなく候
現代訳は、『国家と人民のために立てられている君主であって、君主のために立てられている国家や人民ではありません』というものです。 前の2つについて念を押しているものですね。 上杉鷹山は、あくまであなた( ...
続きを見る